脳と脂肪組織に古いDNAやRNAが残存(AASJ)

from AASJ

脳の神経細胞は増殖後静止期に入ると、ゲノムDNAの代謝は修復時に起こる置換だけに限られます。そのため、情報はほとんど代謝されずに保存され、人間の場合、核酸が100年近く変わらずに残ることになります。研究では、アイソトープを使って脳の一部の細胞で増殖が続いていることが証明され、何十年も前に取り込まれたアイソトープがゲノムDNA中に維持されていることが示唆されました。

また、脂肪組織の中にも同様の古い脂肪酸が残っていることが示されました。ドイツ神経変性疾患研究センターの研究では、RNAも長期間維持されることが示され、一部の細胞では2年間もRNAが変化せず残っていることが発見されました。これらの長寿RNAは主にクロマチン維持に関連しており、海馬や小脳に局在しています。

これらの発見から、長寿RNAは静止期の細胞を守るために重要であることが示唆されています。RNAのヘテロクロマチンとの関連性や長寿RNAの発生機構についての研究が今後必要とされています。


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