from AASJ
脳科学の論文紹介4日目では、21世紀の脳科学の面白さが伝えられた。脳科学を研究したいという学生も多く、図を見ながら脳の神経細胞のつながりを学んだ。
研究では、てんかんや脳腫瘍での外科手術の際に切除された脳組織を用いて、皮質2/3層の神経細胞同士の結合性を調査した。その結果、人間の脳では神経細胞同士の結合はほとんどが一方向性であり、再帰性が少ないことがわかった。
この特徴を持つ神経回路をコンピューターシュミレーションすると、人間型の回路のネットワーク空間が広がり、機械学習の性能が向上することが示された。
今後は、脳回路とニューラルネットの比較研究が盛んになるだろう。
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