ドイツの研究所、老化による脳のミエリン障害がアルツハイマー病の原因になる可能性を示す研究を発表(AASJ)

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ドイツのマックスプランク研究所が、老化による脳のミエリン障害がアルツハイマー病の原因になる可能性を示す研究を発表した。ミエリン障害は血管性の虚血などに起因することが多く、MRI検査で白質障害が見られる。

研究では、遺伝的マウスとアミロイド沈殿が起こるトランスジェニックマウスを組み合わせ、ミエリン異常がアミロイドプラーク形成の原因になることを明らかにした。ミエリン異常が原因となり、BACE1やγシクレターゼの発現が上昇し、アミロイドβの生産が促進される一方、ミクログリアのアミロイドプラーク除去能力が低下するため、アミロイド蛋白質が蓄積されるというメカニズムが示された。

老化によるミエリン障害がADのリスク要因になりうることが示されたが、まだマウスの段階であり、人間に適用できるかどうかは不明。


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