ハーバード大学とテキサス大学の研究チームが新しいプライムエディターを開発(AASJ)

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ハーバード大学のLuによって開発されたプライムエディターは、Cas9に逆転写酵素を結合させて、遺伝子をカットし、置き換えたい配列を合成させる方法である。しかし、DNAミスマッチ修復メカニズムによって効率が低下するなどの問題があり、現在はこれらの問題を解決し、コンパクトな遺伝子編集システムを完成させる研究が進行中である。

テキサス大学オースティン校の研究では、細菌がファージの増殖を防ぐために開発された逆転写酵素であるレトロンとlong-noncoding RNAをCRISPRと組み合わせて、効率の高いプライムエディターを開発した。研究では、哺乳動物で働く効率が低い問題などを解決し、実際に胚操作に使用できるレトロンシステムを構築するための条件検討が行われた。

レトロンは、標的RNAの特異性を持つ逆転写酵素とnon-coding RNAからなり、特殊な構造を持つRNAを利用して目的の配列を持った一本鎖DNAを合成することができる。このシステムを使うと、Cas9が切断した領域に合成されたssDNAが濃縮され、相同組み換え機構が働き、効率的に遺伝子編集が行われる。

今後は、Cas9と組み合わせるための最適な条件や、NMHJによる遺伝子修復を防ぐ方法など、さらなる研究が進められる予定であり、臨床応用段階に向けて新しい遺伝子編集方法が開発されている。


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