from AASJ
多くの読者は、日本経済新聞に連載されている本庶先生の「私の履歴書」を読んでいると思われます。著者自身は、京都で研究をしていた頃に本庶先生が京大教授になったことから交流し、本庶先生の考え方を知ることができました。最近、PD-1に関する研究が多くなっており、肥満とPD-1の関連性についての論文が米国のバンダービルド大学から発表されました。
肥満はガンのリスクとされていますが、肥満の人にはPD-1抗体が効きやすいという現象が「肥満パラドックス」と呼ばれています。マウスを用いた実験では、肥満マウスではガンの増殖が早いが、PD-1抗体を投与するとガンの増殖が抑制されることが確認されました。
また、肥満マウスの腫瘍組織からのデータ解析では、マクロファージがPD-1を発現しており、炎症シグナルによってPD-1が誘導されることが明らかになりました。PD-1が炎症を抑える働きを持つことが示唆され、PD-1に関する研究の今後の展開が注目されています。
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