from AASJ
アルツハイマー病治療薬の開発は、従来はβアミロイドやリン酸化Tauタンパク質に焦点を当ててきたが、他にも創薬ターゲットが存在する可能性がある。
ベルギーの創薬ベンチャーreMYNDは、新しいアプローチで、リン酸化Tauを発現する神経細胞に起こるカルシウムの異常流入に着目し、ADの細胞死メカニズムに対する薬剤を開発した。研究では、特定の分子REM127が細胞死だけでなくシナプス結合喪失も防ぐことが示された。
また、REM127により神経の異常興奮やアミロイド、Tauによる異常が抑制されることが確認された。薬剤の効果については、実験で示されたが、まだ人間での使用可能性は不明。
しかし、新しいメカニズムによりAD特異的な治療薬の可能性が示され、期待されている。
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