from AASJ
CAR-T治療は、ガンに反応する抗体とT細胞受容体を組み合わせた遺伝子を導入してBリンパ性白血病を治療する方法で、科学の選んだ今年の10大ニュースに選ばれた。しかし、問題点もあり、リンパ球への遺伝子導入が患者ごとに異なり、コストがかかる。
そこで、全く遺伝子導入を行わず、T細胞とガンをブリッジする抗体を使用する方法も研究されている。Capstan Therapeuticsの研究では、mRNAワクチンのようにキメラT細胞受容体遺伝子をリピッド粒子に閉じ込めて注射し、患者のリンパ球をキラー細胞に変える方法を開発した。
この方法では、特定のイオン化脂質を使用することで、肝臓での遺伝子の取り込みを抑制し、リンパ球に選択的に遺伝子を導入することが可能となった。さらに、CD19に対するキメラ受容体遺伝子を導入し、B細胞を除去することも成功している。
この研究は、自己免疫疾患や白血病の治療に有望な成果をもたらす可能性があり、臨床治験も進行中である。
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