from AASJ
中国の歴史には漢族と北方民族の戦いが根底にあり、その象徴が万里の長城である。匈奴は紀元前3世紀から300年にわたり大きな力を持ち、フン族の祖先とされてきたが、実際には匈奴自体が多様なゲノムを持つ多民族国家であることが明らかになった。
ドイツの研究所からの論文では、匈奴とフン族の関係をゲノムから明らかにし、血縁関係を調べるための解析が行われた。結果、匈奴やフン族は多様なゲノム構成を持ち、一部の個体で親戚関係が特定された。これは大陸をまたいで人的交流があったことを示し、フン族と匈奴の関係が確認された。
この研究は中央アジアの探検を彷彿とさせ、ゲノム研究の競争が進んでいる。
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