from ScienceDaily
アルツハイマー病などの神経変性疾患の治療に役立つ可能性のある、脳の老化の鍵となる成分を発見した。戸田智久教授が率いる研究チームは、遺伝物質を保護するある種のリボ核酸（RNA）が、神経細胞そのものと同じくらい長く存在することを発見した。
LL-RNAと呼ばれるこれらの長寿命RNAは、染色体を形成するDNAとタンパク質の複合体であるクロマチンの制御に重要な役割を果たしている。成体神経幹細胞モデルのLL-RNA濃度を下げることで、研究者らはクロマチンの完全性を損なうことができた。
LL-RNAの生物学的機能と、加齢を通して神経細胞の安定性を維持する役割を理解するためには、さらなる研究が必要である。
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