1. 胸腺摘出により免疫機能が低下することが示される 2. 高齢者におけるモデルナワクチンの効果と副作用の比較(AASJ)

from AASJ

今日は2つの臨床研究を紹介します。まず最初は、ハーバード大学からの研究で、胸腺摘出により免疫機能が低下することが示されました。1420人の胸腺摘出患者と6021人の非摘出患者を追跡し、死亡率やガンの発生率、T細胞産生や血中サイトカインなどを調査しました。胸腺は成人になると萎縮すると考えられていましたが、実際に摘出すると死亡リスクが2倍以上に上昇しました。また、ガンのリスクも2倍以上上昇し、胸腺摘出患者ではさまざまな種類のガンが発生しました。これにより、成人後も正常な免疫システムが必要であることがわかりました。

次に、米国ブラウン大学の研究で、65歳以上の高齢者を対象にしたモデルナとファイザー/ビオンテックのCovid-19 mRNAワクチンの効果と副作用を比較しました。300万人のワクチン接種者を調査し、モデルナワクチンの方が効果が高く(感染率が14%低い)、副作用も統計的には少なかったことがわかりました。特に重篤な副作用については、モデルナの方が低かったです。これまで高齢者にはファイザー/ビオンテックのワクチンが主に使用されていましたが、この研究結果を考慮すると、モデルナワクチンも選択肢として考えられます。

mRNAワクチンにおいても事後調査の重要性が示されました。


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