from ScienceDaily
オーストラリアで絶滅の危機に瀕しているパルマワラビー（別名シロハラワラビー）。近年のブラック・サマー山火事により、パルマワラビーの個体数と生息地は壊滅的な打撃を受け、キツネによる捕食も依然として大きな問題となっている。
ニュー・サウス・ウェールズ州では、キツネの襲撃によりパルマワラビーの再導入に失敗しており、捕食動物のいない囲いと飼育下繁殖プログラムの緊急の必要性が浮き彫りになっている。
ANUのジョージ・ウィルソン教授は、この脆弱な有袋類が長期的に生存できるよう、安全な隠れ家を増やすことの重要性を強調している。ニューサウスウェールズ州政府が現在示している保護戦略は、生息地の保全と捕食動物の駆除に重点を置いておらず、不十分であると考えられている。
パルマワラビーを絶滅から守るためには、政府機関、民間の土地所有者、保護団体の協力が不可欠である。
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