from NatureAsia
パーキンソン病は、運動機能低下などの症状が進行する神経変性疾患で、現在は病気そのものを治す治療法は存在しない。この病気の特徴の一つである脳内でのαシヌクレインの凝集を分解するモノクローナル抗体薬であるプラシネズマブが、急激に進行するパーキンソン病患者の運動機能低下を軽減することが示された。
プラシネズマブの臨床効果は、進行が速い患者に対して1年後の投与でのみ見られ、進行が遅い患者には効果が見られなかった。
今後は、さらなる臨床試験が進行中であり、プラシネズマブの効果が確認された急速に進行するパーキンソン病患者に対する治療法として期待されている。
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