from NatureAsia
南アフリカ沖で発生した極端に低温の湧昇事象により、81種の海洋生物260個体以上が死滅した事例が報告された。このような極端低温事象が増加しており、海洋生物に与える影響が懸念されている。
特に回遊性の種、例えばオオメジロザメなどが、極端低温事象によって脆弱性を高めている可能性が指摘されている。これまで研究されていた熱波の影響とは異なり、極端低温事象の影響については詳細が不明だったが、今回の研究でその一端が明らかにされた。
海洋温暖化によって生息域が拡大した海洋生物種が、新たな生息域で極端低温事象に遭遇するリスクが増大している可能性が指摘されており、特に回遊性の種は脆弱な可能性が高いとされている。
今後の研究で、海洋生物の移動や生存にどのような影響を及ぼすかが解明されることが期待されている。
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