from AASJ
IL-10は、炎症を鎮める重要なサイトカインであり、その作用機序はSTAT3のリン酸化による転写調節が主要な経路である。しかし、IL-10による炎症抑制のメカニズムはまだ不明確であった。
イエール大学の研究では、IL-10がスフィンゴリピッド代謝を制限することで炎症を抑制することが示された。具体的には、IL-10により抑制されるTLR2経路を刺激した結果、IL-10欠損マクロファージではVLCセラミドの蓄積が上昇し、炎症が促進されることがわかった。
さらに、VLCセラミド合成に関わる酵素をノックアウトすると、IL-10欠損による炎症が抑制されることが示された。この研究により、IL-10が脂肪代謝を介して炎症を抑制するメカニズムが明らかになり、新たな治療法の開発につながる可能性がある。
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