from AASJ
CRISPRシステムは、細菌が外来のウイルスやプラスミドから自分を守るための様々な戦略を開発していることが面白いとされています。特に、Cas9という酵素がDNAを切断するためによく使われていますが、他にもRNAを分解する酵素や、一本鎖核酸を分解する酵素など、様々な種類が存在します。これにより、さまざまな応用が可能となっています。
しかし、これまでの研究では、主に核酸分解酵素活性が注目されていました。しかし、ロックフェラー大学の研究チームが発表した論文では、3型のCRISPRシステムに存在するCas10という酵素に関連するもう一つの遺伝子であるCam1が、膜に穴を形成して細胞を停止させるという興味深い機能があることを示しています。
この研究では、Cas10が一本鎖RNAを切断する際にオリゴアデニル酸を合成することが明らかになっており、これが細胞の増殖を止める働きをしていることも分かっています。また、Cam1がオリゴアデニル酸と結合し、細胞膜に小さなチャンネルを形成することで細胞膜を脱分極させ、細胞の分裂を止めることも明らかにされました。
さらに、Cas10とCam1を同時に発現させることで、ウイルスの増殖を防ぐことができることも示されました。このシステムは、細胞の自然免疫系と類似しており、哺乳動物細胞に応用することで面白い細胞エンジニアリングが可能になる可能性があります。CRISPRの応用範囲はますます広がっていると言えます。
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