太陽コロナの加熱機構に関する新たな観測結果(NatureAsia)

from NatureAsia

太陽の最も外側の大気層である太陽コロナは、太陽の表面よりも2桁以上高い温度を持っていることが知られています。この太陽コロナの加熱機構について、新たな観測結果が「Nature Communications」に掲載されました。この研究により、太陽コロナが高温になる原因についての理解が深まる可能性があります。

太陽コロナは、高温のイオン化気体であるプラズマが主成分です。太陽コロナでは、フレアやコロナ質量放出などの宇宙天気事象が起こることが知られています。しかし、コロナを加熱する機構については、まだ論争が続いています。

コロナ中の波動や振動の解析を行うことで、コロナのプラズマを調べることができます。この研究では、キンク振動と呼ばれる特殊な波動を調べました。キンク振動は、振幅が小さく減衰しない波動であり、太陽コロナのループで起こると考えられています。もしキンク振動の偏波を検出できれば、コロナのエネルギー供給機構を解明するのに役立つと考えられていますが、これまで検出されていませんでした。

今回の研究では、Valery Nakariakovらが欧州宇宙機関のSolar Orbiterと米国NASAのSolar Dynamics Observatoryのデータを使用し、適切な位置から太陽コロナを観測しました。その結果、コロナループで4分間も続く非減衰のキンク振動が検出され、そのエネルギー供給機構に関する新しい情報が得られました。

Nakariakovらは、観測結果とモデル化解析を組み合わせて、検出されたキンク振動がほぼ直線状に偏波していることを明らかにしました。これにより、このような直線偏波を引き起こす準定常流が、コロナを加熱するためのエネルギー供給源となっている可能性が示唆されました。


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