from AASJ
最新の研究では、乳ガンの免疫治療の効果を予測するための新しい組織学的方法が紹介されています。これまで乳ガンは免疫チェックポイント治療の対象にはなってこなかったが、DNA修復異常を持つケースも多く、研究が進んでいます。この研究では、280人の患者を無作為に化学療法＋免疫チェックポイント治療と化学療法のみに分けて治療を行い、組織サンプルを取得しました。
使用された技術はIMC（Imaging Mass cytometry）と呼ばれ、金属ラベルを使用して蛋白質の発現量を調べるものです。研究結果から、化学療法のみの場合は予測バイオマーカーが少ない一方、化学療法と免疫チェックポイント治療を組み合わせた場合には予測に利用できる要因が多く見つかりました。また、組織像の変化や特定の細胞の存在も効果予測に関連していることが示されました。
これにより、より詳細なデータ解析が必要であり、構造を情報化する取り組みが始まったと言えます。
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