from ScienceDaily
PIK、NORCE、ノーサンブリア大学の科学者たちは、南極氷床が過去の気候変動にどのように対応してきたかを理解するため、80万年にわたるモデルシミュレーションを行った。研究の結果、氷床には2つの安定した状態があることが明らかになった。1つは西南極氷床が無傷の状態（現在の状態）で、もう1つは氷床が崩壊した状態である。
これらの状態間の変化の主な要因は、南極周辺の海水温の上昇である。いったん氷床が崩壊すると、安定した状態に戻るには、より低温の状態が数千年続く必要がある。研究者たちは、人間の活動が氷床を急速に不安定化させ、不可逆的な海面上昇につながる可能性があると警告している。
研究者たちは、南極氷床のさらなる破壊を防ぐための緊急対策の必要性を強調している。
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