from FinancialPointer
アスワス・ダモダラン教授は、プロのDCF(割引キャッシュフロー)の実態について暴露しています。彼によれば、95%のバリュエーションは株価倍率に過ぎず、多くのDCF評価は実は「カブキDCF」と呼ばれる見せかけのものだと言います。
ダモダラン教授は、価値評価と価格の値付けは異なるものであり、金融機関によるDCFは時間の無駄だと指摘しています。また、投資銀行がM&Aの際に行う3つの株価計算方法についても言及しており、DCFの結果がターミナルバリューに大きく依存することや、パーペチュイティ(無限級数による計算)の問題点などを指摘しています。
彼は、より妥当な変数でパーペチュイティを計算し直すことで、現実の株価に近づける必要性を強調しています。彼の指摘は投資銀行業界においてかなり正しいと認められており、価値評価と価格の値付けの違いについて考えさせられる内容です。
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