from NatureAsia
英国の屋外型食品販売店舗でのカロリー表示義務化が、カロリーの摂取量を減らす効果がなかったことを示す論文が発表された。この研究は、実施前と実施後の6,000人以上のデータを元に行われた。
肥満は健康上の問題であり、外食産業が提供する高カロリー食品がリスク要因となっている。米国やカナダでも同様の政策が導入され、英国政府も従業員250人以上の外食産業にカロリー表示を義務付けた。
研究者は、政策実施後に消費者がカロリー表示を気にする可能性が高まったが、実際のカロリー摂取量には変化が見られなかった。参加者の属性による違いはなかったが、調査結果は自己申告に基づいており、COVID-19の規制解除直後に実施されたため影響を受けた可能性があるとしている。
今後の研究が必要とされている。
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