from FinancialPointer
ローレンス・サマーズ元財務長官は、将来、米国が直面する財政問題やドル相場について懸念を表明している。米国は冷戦終結後に経験したことのない大きな安全保障上の課題に直面しており、それに対処するためには経済の強さが重要だと指摘している。現在、米経済は強いが、民間セクターに限った話であり、国家債務や財政赤字は持続不能な水準に達しているという。
サマーズ氏は、共和党と民主党が財政再建に前向きでない状況を危惧しており、ドル安を望む話には懸念を示している。過去には円高ドル安を誘導し、為替介入で相場を逆転させた経験を持つサマーズ氏は、ドルの減価が外国の対米債権の価値を急激に減少させ、国際的な信用を失わせる可能性があると警告している。
現在は大きな変化は見られないが、将来的に金利急騰が起これば、多くの人々が財政問題に直面し、より建設的な行動が求められるだろう。
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