from NatureAsia
サンゴと光合成を行う藻類（光合成共生生物）の共生関係は、デボン紀（約3億8,500万年前）まで遡ることが研究で示されました。この研究は、初期のサンゴ礁生態系を理解する上で重要なものであり、現在のサンゴは進化を遂げた造礁サンゴ類に属しています。
研究者らは、デボン紀のサンゴ礁から発見された絶滅したサンゴグループの化石を調査し、光合成共生生物の存在を証明しました。窒素同位体を測定することで、サンゴが光合成共生生物からエネルギーを得ているかどうかを調査し、床板サンゴには共生生物が存在したことが示されました。
この研究は、サンゴにおける最古の共生例の地球化学的証拠を提供し、サンゴ礁の進化や生態系形成についての新たな知見をもたらすものとされています。
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