from ScienceDaily
西オーストラリア大学と国立天文台の研究者が、宇宙におけるリンの存在量を説明する新しいモデルを提案した。このモデルは、白色矮星の表面に物質が蓄積し、爆発的な核融合が起こったときに発生する「ONe新星」と呼ばれる酸素新星に基づいている。
研究者たちは、ONe新星のピークは約80億年前であり、太陽系が形成されたときに十分なリンが供給されたと推定している。また、このモデルは塩素の増加も予測しており、将来、天の川銀河の恒星を観測することで確認される可能性がある。
この新しいモデルは、宇宙における元素の生成を理解するための検証可能な仮説を提供するものである。
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