from AASJ
つわりは、妊娠に伴うホルモンの上昇が脳の嘔吐中枢を刺激するため起こるとされていますが、なぜつわりのない人も存在するのかはまだよくわかっていませんでした。しかし、最近の研究では、身体のストレスによって増加し、食欲を抑え、炎症を抑える効果があるGDF15が妊娠中に増加し、つわりの原因ではないかと考えられるようになりました。
この研究では、妊娠中に母親の血中のGDF15が上昇し、ほとんどが胎児由来であることが明らかにされました。また、つわりの強さと関連するGDF15では、GDF15が細胞外に分泌されない変異が見られることも確認されました。
さらに、GDF15が元々低い母親が正常にGDF15を分泌する子供を妊娠した場合、つわりがひどくなる可能性が示唆されました。これを確かめるため、母親だけが変異を持つ場合と母親と子供の両方が変異を持つ場合でつわりを比べた結果、母親だけが変異を持つ場合は100%つわりが発生する一方、子供も変異を持つ場合はつわりの発生頻度が6割程度に低下することが確認されました。
さらに、GDF15に関連するコーディング領域以外の変異について調査すると、調節領域の変異により正常時のGDF15レベルが低下していることが確認されました。
以上の結果から、GDF15が元々低い母親が妊娠すると、胎児からのGDF15の影響が強く表れることが示唆されました。また、マウスを用いた実験でも、一度GDF15を経験すると次からの影響が軽減されることが確認されました。
この研究により、GDF15を標的にしたつわりの治療が可能になったとされています。ただし、胎児への影響についてはまだ解明されていないため、さらなる研究が必要です。
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