from AASJ
ノースカロライナ大学の生物統計学部門の研究者らは、心臓と脳の密接な結合を網羅的に調べた論文を発表した。この研究では、心臓のMRI画像から82種類の特徴を抜き出し、これを脳の3種類のMRI画像と相関させた。
その結果、1000を超す脳MRIの特徴と心臓画像の特徴が相関し、異常発症のメカニズムを明らかにするために遺伝子多型との相関を調べている。この結果、心臓については89種類の遺伝子多型が特定され、心臓や脳の遺伝子発現やエピゲネティックデータベースと照合することで、最終的に分子からそれぞれの臓器の異常までの過程をデータから明らかにすることができる。
また、リストされた遺伝子の多くがイオンチャンネルであることも、心臓や脳の機能から理解できる。この研究は、医学や生物学教育において、データサイエンスの割合を大きく高める必要があることを示唆している。
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