from AASJ
Tregは免疫システムを制御して自己抗原に対する反応を抑える重要な細胞で、大阪大学の坂口さんによって発見されました。最近では、抗原特異的細胞を標的にする反応だけでなく、損傷を受けた組織で炎症を抑える保護作用も注目されています。
この研究では、運動による筋肉の炎症を抑え、運動機能を高めるのにTregが重要な役割を果たしていることが示されました。実験では、マウスに運動を課すと、運動後24時間をピークに筋肉に免疫細胞やマクロファージが集まり、インターフェロンγが分泌されることで筋肉疲労が起こることが確認されました。また、慢性的な運動では、2週間目に細胞の浸潤やミトコンドリアの酸化リン酸化が増加することも明らかになりました。
さらに、Tregを除去すると、リンパ球の浸潤が抑えられず、インターフェロンγの上昇や炎症反応の増加、筋肉障害の発生が観察されました。つまり、Tregの存在は運動後の筋肉の酸素消費量の上昇や運動機能の向上に必要であり、運動による筋肉増強を守っていることがわかりました。
さらに、Tregが筋肉を炎症から守るのは、インターフェロンγの産生を抑制することであることも明らかになりました。実際に、インターフェロンγに対する抗体を注射すると、Tregが存在しなくても炎症が抑えられ、筋肉増強が可能になります。
以上の結果から、運動は身体に良いが、局所の炎症を誘導するため、Tregが重要な役割を果たしていることがわかりました。日常の運動は長生きの秘訣とされていますが、Tregによる炎症の抑制がその一因であるため、Tregを高めることで長寿法の可能性も考えられます。
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