from AASJ
妊娠、出産、哺育を経験することで、脳には大きな変化が起こります。ホルモンの変化だけでなく、エピジェネティックコードの書き換えも影響します。この研究では、マウントサイナイ医科大学からの論文が、母親としての経験におけるドーパミンとエピジェネティックコードの変化が重要であることを示しています。
実験では、妊娠や哺育を経験したマウスの脳を調査し、遺伝子の発現に変化が見られました。特に、記憶に関わる海馬での変化が顕著であり、ドーパミンに関連する遺伝子も影響を受けていました。また、哺育中にストレスを与えると、母親の経験が変化し、海馬での遺伝子の持続的な変化が阻害されることも明らかになりました。
この研究結果は、妊娠や出産、哺育経験が脳のドーパミン分泌を抑制し、持続的な記憶強化の環境を形成することを示しています。さらに、ヒストンのドーパミン化がこの過程に関与しており、将来的にはパーキンソン病などの疾患との関連性も探る価値があるとされています。
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