from AASJ
ハーバード大学の研究では、4匹のマウスを競わせて社会的階層を形成し、脳回路を調査しました。実験では、マウス同士を競わせてランクを確立させ、そのランクと身体的強さや精子の数、唾液腺の大きさが一致することがわかりました。
脳の活動を比較すると、上位ランクのマウスでは前脳-視床皮質回路が活発で、意志決定や行動調整に関わる部分が強調されました。さらに、MDT神経を刺激することで、下位ランクのマウスがけんかに強くなることが示されました。
この研究から、ランクの固定化には脳回路の活性が重要であり、ACC興奮は怖じ気づかせる作用がある一方、前頭皮質興奮は社会的勝利感を誘導することが明らかになりました。
ランクの固定化には、OFC→MDT回路の活性が重要であり、前脳基底部の抑制が低下することでMDT活性が維持され、けんかに強いマウスが誕生するとされています。この研究は、社会的階層形成における脳の働きを明らかにし、ACCや前頭皮質などの脳回路がランクの固定化に重要な役割を果たしていることを示しています。
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