from AASJ
オーストラリアは免疫学に強みを持ち、独自の研究方法論で知られています。最近、オーストラリアのGarvan医学研究所からの研究では、ワクチン接種時に2度目のブーストを受ける際には、初回と同じ側の腕に接種することが重要であることが示されました。
この研究では、リンパ節内でのメモリーB細胞の動きを観察する技術を用い、初回接種側のリンパ節と異なる動きをすることが明らかになりました。実際には、2回目のブーストを同じ腕に行うことで、免疫メモリーがより多く残存し、効果的な免疫応答が得られることが示されました。
この研究はマウスと人間を用いて行われ、胚中心のメモリーB細胞の増殖が初回接種側で強く起こることが明らかになりました。これにより、ワクチン接種時には同じ腕に2度目のブーストを受けることが、効果的な免疫応答を促すことが示されました。
この研究は、オーストラリアの免疫学の伝統を感じさせる興味深い成果と言えます。
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