from NatureAsia
火星の表面に露出している氷に含まれる塵が、光合成を行う生命体にとって必要な条件を提供している可能性を示す研究が行われ、その結果がCommunications Earth & Environmentに掲載されました。現在の火星の地表では有害な紫外線が強く、生命の存在はほぼ不可能ですが、厚い氷層が紫外線を遮断し、地表下で生物が生存する環境を作り出すことができます。
研究者は、火星の中緯度地域に位置する氷の堆積地が重要な場所であると指摘しています。火星の中緯度地域では、氷の深さや透明度によって、光合成生物が生存可能な領域が存在する可能性があることが示されています。氷の中の塵が一部溶けることで、生物が必要とする水を提供することも可能です。
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