睡眠の質と日常の活動が脳の結合性に与える影響を調査（AASJ）

from AASJ

フィンランドのAslto大学の研究によると、一人の被験者の脳を19週間にわたり週2回MRIでスキャンし、日常の環境や生理状態、生活スタイルが脳の結合性に及ぼす影響を調査しました。被験者は様々なウェアラブルモニターを装着し、毎日の心拍数や呼吸数、睡眠の質を調べ、毎週質問に答えてムードなどを記録しました。

結果から、睡眠の質が低いと注意を維持する課題時の脳の結合性が低下し、睡眠や日常の活動性が一定しないと記憶課題時の結合性が低下することがわかりました。また、自律神経系の状態が触れる人は安静時の結合性が低下するなど、様々な相関が見られました。

これらの結果は脳内ネットワーク結合性に長期的な影響を及ぼすことを示唆しており、日常の活動や生活習慣が脳の機能に与える影響を明らかにしました。この研究は、毎日の脳の変化を追跡することで、高齢になっても脳は変化し続けることを示唆しています。

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