from AASJ
コペンハーゲン大学、リジェネロン、そしてローザンヌ大学の国際チームが行った研究では、フランスの博物館に保存されているラパ・ヌイ人のゲノム解析により、イースター島の歴史が明らかにされました。ラパ・ヌイ人はパプアニューギニアから移住してきた民族で、イースター島には何千キロも離れた場所から移住してきたことが判明しました。
研究では、イースター島の歴史に関する謎がいくつか解明されました。一つ目の謎は、ヨーロッパ人との接触前に起きた人口減少の原因についてで、イースター島の人口が3000人に減少したのはヨーロッパ人との接触が原因ではなく、移住当初から緩やかに増え続けていたことが明らかになりました。もう一つの謎は、現在のラパ・ヌイ人にアメリカ原住民のゲノムが見られることから、アメリカとの交流があった可能性が示唆されました。
研究では、ラパ・ヌイ人のゲノムとポリネシア人、アメリカ先住民のゲノムを比較し、交流の過程を明らかにしています。結果として、ラパ・ヌイ人が南アメリカに渡り、アメリカ人と交流した可能性が高いとされています。
ヨーロッパ人の到来により、ラパ・ヌイ人の歴史が暗い運命をたどったことが明らかになりました。
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