最小ゲノム細胞でも進化が可能という研究結果が示される（AASJ）

from AASJ

1999年には、自律的に生きることができる最小ゲノム細胞が報告されました。しかし、この最小ゲノム細胞が進化することは考えにくかったため、その後の研究は進んでいませんでした。

しかし、インディアナ大学の研究により、最小ゲノム細胞でもある程度の進化が可能であることが示されました。研究では、最小ゲノム細胞を2000世代まで維持し、変異や適応が起こっているかを調べました。その結果、最小ゲノム細胞でも変異が起こり、生き残ることができることがわかりました。また、変異が細胞の適応性を高めることも明らかにされました。

さらに、特定の遺伝子の変異が増殖率を高めることも示されました。これにより、最小ゲノム細胞はまだまだ進化の可能性を持っていることがわかりました。今後は、遺伝子の複雑化や許容力の変化など、さらなる進化の研究が行われる予定です。

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