from NatureAsia
オーストラリアのグレートバリアリーフとその周辺の海域で、過去10年間の水温が過去400年で最も高かったことが、Nature誌に報告されました。この温暖化はサンゴの白化や死滅リスクを高め、人為的な気候変動が原因である可能性が高いとされています。
サンゴの大量白化は地球温暖化による海水温上昇によって引き起こされる可能性があり、グレートバリアリーフでは近年頻繁に発生しています。研究者は1618年から1995年までの海面水温データを再構築し、1900年から2024年までの記録と組み合わせ、過去の海面水温の安定性と現在の上昇傾向を示しました。
さらに、人為的な影響による温暖化が指摘され、これが続くと将来のサンゴ礁が大きな損失を被る可能性が高いと警告されています。Henleyらは、海水温のモデリングには不確実性が残るが、サンゴコアのサンプリングを追加することで解消できる可能性があると述べています。
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